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戦争と経済 


ホワイトハウスの閣議室で09年度予算教書の収められたノートパソコンを見せるブッシュ大統領
(写真:Getty Images)


 2009会計年度米予算教書のポイントは次の通り。
 1、財政赤字は08、09年度ともに4000億ドル(約43兆円)を突破し、過去最大に匹敵。
 1、09年度の歳出総額は初めて3兆ドルを突破。
 1、08年度は財政赤字が4年ぶりに拡大。
 1、09年度のイラク戦費要求は700億ドル。
 1、12年度に財政赤字解消の公約維持。

引用元:財政赤字4100億ドルに拡大 米予算教書(産経新聞 2008/02/04)

 09会計年度の国防費は5150億ドルと、国内総生産(GDP)に占める割合は3.4%。第2次世界大戦後では朝鮮戦争(11.7%)、ベトナム戦争(8.9%)、湾岸戦争(4.4%)に次いで4番目に高い水準となった。

(中略)

 他の予算項目を抑制する一方、安全保障関連予算の突出ぶりが際だっている。

引用元:米国防費、戦後4番目の高水準・09会計年度(日経新聞 2008/02/05)

 アメリカは財政赤字が拡大していて、その一因が国防費・戦費の増大ということかな?こういうのを見るとやっぱり戦争って損じゃないの?って思う。戦争は金儲けのためにやるっていう意見があるけど疑問だ。戦争が経済に良い影響を与えるのか悪い影響を与えるのかについては学者の中でも意見が分かれているらしい。もしかしたらケースバイケースかもしれない。ただ、一つ意見を紹介しておくと、ノーベル経済学者のスティグリッツは、戦争が経済に良い影響を与えるという意見はナンセンスで、実際湾岸戦争は不況をもたらしたと言う。石油のために戦争を始めたという意見に対してもそうだけど、戦争は市場が嫌う不確実性と不安定性をもたらすので経済に悪影響だと言う。ちなみに、この人の本は日本の大学でも経済学のテキストとしてよく使われていて、自分も買わされた(結局全然活用しなかったけどw)。
War is widely thought to be linked to economic good times. The second world war is often said to have brought the world out of depression, and war has since enhanced its reputation as a spur to economic growth. Some even suggest that capitalism needs wars, that without them, recession would always lurk on the horizon.

Today, we know that this is nonsense. The 1990s boom showed that peace is economically far better than war. The Gulf war of 1991 demonstrated that wars can actually be bad for an economy. That conflict contributed mightily to the onset of the recession of 1991 (which was probably the key factor in denying the first President Bush re-election in 1992).

(中略)

Some suggest that the US may be going to war to advance its oil interests. Few can doubt the influence that oil interests have on President Bush - witness the administration's energy policy, with its emphasis on expanding oil production rather than conservation. But even from the perspective of oil interests, war against Iraq is a risky venture: not only is the impact on price highly uncertain, but other oil producers, will not easily be ignored.

Indeed, should the US go to war, no one can predict the effect on oil supplies. A peaceful, democratic Iraqi regime could be established. Desperate for funds for reconstruction, that new regime could sell large amounts of oil, lowering global oil prices. Or the turmoil throughout the Muslim world could lead to disruptions of oil supplies, with high prices the result. This will please oil producers in other parts of the world, but will have adverse consequences for the global economy, akin to those resulting from the oil hikes in 1973.

Whichever way one looks at it, the economic effects of war with Iraq will not be good. Markets loathe uncertainty and volatility. War, and anticipation of war, bring both. We should be prepared for them.

引用元:The myth of the war economy(Guardian 2003/01/22)

 あと利益集団である軍産複合体が戦争へのインセンティブになっているという意見もあるけど、よく分からない。とりあず防衛大手は今好調みたいだけど参照)。

 大学の書籍部にも「戦争はペイするものなのか?」と書かれた帯が付いた『戦争の経済学』という本が平積みされていた。この手の本はいっぱい出ていると思うけど読んだことがない。経済苦手なんでw
[ 2008/02/08 14:09 ] その他 | TB(0) | CM(9)

>国家財政と軍事費
財政赤字に直結するのはそれとして、財政硬直化の観点から考えるとどうなるのかなぁ、などと思ったりしました。冷戦末期のソ連とか…
[ 2008/02/09 06:59 ] [ 編集 ]

戦争は金儲けのためにやる、っていう一元的な考え方には、自分も反対ですね。
戦争の原因は色々な要素が複雑に絡み合ってできているわけで、原因が一つというのはありえないと思います。
諸々の要素の中に経済的困窮や軍産複合体の存在が含まれる場合は、ケースバイケースでありえるでしょうけれど。

でも、戦争が経済にもたらす不確実性は大きいですよね。基本的に経済にとっては、戦争は避けたほうが無難なんだと自分では思います。

ただ、儲からないから戦争は絶対やらないっていうのは、それはそれでまずいw
例えば湾岸危機のときにアメリカが「財政赤字だから兵隊だせません」なんて言ったら……笑えるような笑えないようなw
[ 2008/02/09 12:11 ] [ 編集 ]

>>Harpyさん
MDをめぐって軍拡競争になっちゃったりするのかな~そうなるとロシアは悪夢の再来( ´∀`)
まぁ今はロシアの経済もエネルギー資源を背景に好調みたいだけど。

>>らぷたーさん
僕も戦争の勃発は色々な要因がからみあった結果だと思います。
ただ、共通して特に重要な要因があるのかどうかということが気になっています。

>儲からないから戦争は絶対やらないっていうのは、それはそれでまずい
確かにw
[ 2008/02/10 01:05 ] [ 編集 ]

イラク戦争を巡る、日本の報道ではチェイニー等のネオコンサバティヴの関係の軍需産業との関連から戦争に導いた、という報道でしたねえ
反戦デモとかもやっていて盛り上がっていましたけど
私個人はその前のアフリカ内陸のツチ族とフツ族の争いで虐殺や難民が出ても関心の低かった周りを見て何を今更感が漂っていましたが
それはともかく、マスコミは戦争を起こすことで利益を得る人間がいるから起こそうとする、という構図にしたいのでしょう
国際政治からは外れましたね
財政赤字が出て、大統領予備選では経済重視ですが、経済も引き起こそうとするとやはり支出が減らなさそうですが
食料や金属や原油が投資の対象となるのは暫く続きそうなので、やりたくてもやれない状態にはなりそうですよね
アメリカの紛争介入
[ 2008/02/11 20:23 ] [ 編集 ]

>私個人はその前のアフリカ内陸のツチ族とフツ族の争いで虐殺や難民が出ても関心の低かった周りを見て何を今更感が漂っていましたが

あるあるww

>マスコミは戦争を起こすことで利益を得る人間がいるから起こそうとする、という構図にしたいのでしょう

あぁそれは大きいでしょうね。

>やりたくてもやれない状態にはなりそうですよね アメリカの紛争介入

人道的介入も所詮戦略的意義のないところには介入できませんからねぇ。
[ 2008/02/11 22:07 ] [ 編集 ]

なるへそ、アメリカ製のノートパソコンはお猿のジョージでも簡単に扱えるわけだな。
[ 2008/02/12 08:27 ] [ 編集 ]

はじめまして、まず報告遅れましたが、リンク貼らせていただきました&貼っていただきありがとうございました。

そういえばつい先週セミナー(modern history)で
why economies collapse?
という論文を読んだのですが、その答えが
this point about relative decline and the growing burden of an expanding empire would seem to have been the historian's most popular response.
でした。今のアメリカにも当てはまっている気がします。そして歴代の戦費ですが
WWⅡが4700億ドル
朝鮮戦争400億ドル
ベトナム戦争572億ドル
湾岸戦争80億ドル
全体の流れとしては戦費は縮小に向かっているようです。
ちなみにイラク戦争2003年の時点では20億ドルだったようで。。。いまじゃ700億ドルなんですね(^^;)
私も経済さっぱり苦手なのでよくわからんのですが、とりあえず、長期化するほどに経済に悪影響を与えるということだけは確実ですよね。
共通して特に重要な要因があるのかどうか・・・私も気になります。
なんだか的外れなコメントだったらごめんなさい、こちらのブログはとても勉強になります、またお邪魔させていただきますね。
[ 2008/02/12 12:59 ] [ 編集 ]

>>ケンプファーさん
こらこら^^;

>>ハルさん
こちらこそリンクありがとうございます。

>this point about relative decline and the growing burden of an expanding empire would seem to have been the historian's most popular response.

帝国の維持は大変ですよね。盛者必衰w
特に時の流れがどんどん早くなっている現代では余計に衰退も早いと思います。
[ 2008/02/12 20:23 ] [ 編集 ]

ウッキ~!
[ 2008/02/15 10:36 ] [ 編集 ]

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