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中国の軍事戦略思想 


2008年1月15日、中国人民解放軍軍事科学院で会談する
キーティング米太平洋軍司令官と軍事科学院院長の劉成軍空軍中将
(写真:Getty Images)


 『年報戦略研究4「戦略文化」』の元陸将補の人が書いた中国の軍事戦略・思想に関する論文によると、中国の軍事思想は孫子や毛沢東の思想を色濃く受け継いでいて、「戦わずして勝つ」ために武力行使よりも謀略、情報戦、心理戦を好むという。また、経済建設によって、人民戦争の「敵を奥深く引き込み持久戦で殲滅する」という戦術ではなく、国境で食い止めることが必要になったが、今も中国の軍事戦略には、まず敵に攻められてから反撃する「後発制人」という防御的な思想が残っている(現代条件下の人民戦争・積極防御戦略)とのこと。
 これを鵜呑みにすれば、中国はスパイ活動文太さんのブログ参照)やロビー活動は熱心でも、軍事侵攻はしてこないと信じていいということだろうか?まぁいずれにせよ、日本も情報戦を頑張らないといけないのは変わらない。ってか、日本にも軍事科学院(Academy of Military Science)みたいなのがほしいなと思った今日この頃。
 大学は暇な時と忙しい時の差が激しいですね~。今はカッツェンスタインの『文化と国防』を飛ばし読みしつつ、ゼミのレポートを書いています。テーマが「戦略文化」っていうことはブログでも何回か書きましたが、要するにやりたいと思っているのは、国内要因(文化・規範・制度など)から国家の安全保障行動を分析することです。このテーマを選んだ動機はいくつかありますが、その一つは(ネオ)リアリズムや(ネオ)リベラリズムのように、国際システム(環境)が国家行動を規定すると考えて、国家を画一的に扱うことに疑問を持つようになったからです。小泉さん風に言うと、「人生いろいろ、国家もいろいろ」だと思ったのですw ゼミの先生には、「国内要因から国家行動を説明するのは誰も上手くっていないよ」ってグサってくることを言われちゃいましたが(´・ω・`)ショボーン ゼミの友達(HN:モーリス)には「誰もできていないことをするのが価値がある」って励まされました。・・・しかし言うは易しorz ちなみにこの友達は僕によく『高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院』という本を薦めてきます。いや、将来その可能性大なんですけどね(;´∀`)
[ 2008/01/19 16:29 ] ロシア・中国 | TB(1) | CM(14)

私は中国とは脅威そのものであるが大国として台頭することに成功した場合は軍事的に他国を侵攻することは少ないと考えます。しかし存在自体が脅威であると。http://www.foreignpolicy.com/story/cms.php?story_id=2740
オフェンシブ・リアリストですみません。

まあ、あの国は情報活動すごいですからねえ。日本国内のエージェントだけでも数千人を越えるとか。(オーストラリアに亡命した中国情報機関員の談。ちなみにオーストラリアに逃げた理由は日本に逃げると捕まるからw)にもかかわらずまともな情報機関のない日本w日本国内で中国の公安が半ば公然と活動してるとかゆー話もあります。
軍事侵攻をしない、というのは良い話でなくむしろ相当エグい話です。


軍事的冒険に出るとしたらむしろ国内の不安定要因が顕在化した場合でしょうね。
経済成長した場合に国内生産だけではまかない切れないもんで外交だけでなく海軍力の拡張をはじめとする軍事戦略を決める上でエネルギー問題が大きな要素となるのではないかと。たとえばCIA国家情報会議(NIC)なんかはその可能性を指摘しています。まあ、その場合のターゲットは当然日本なんですがねw
http://www.foia.cia.gov/2020/2020.pdf

ペンタゴンのこーゆー年次報告書なんかみてると中国はなかなかおもろいなー、とhttp://www.defenselink.mil/pubs/china.html
しかし軍拡にしろ情報活動にしろ極めて合理的で理解はしやすいですね。その経済規模のためにも国内要因からも当然といえば当然です。まあ、あまりにグロテスクではありますがw
むしろ日本のほうがはるかに理解できない。

ちなみに文化と国防もすでに読んでいる私。いや、うちの大学の図書館であのいやに小奇麗な装丁が目に付いたもんで。本を読むのが病的に速いんで助かってます。まあ、一説によると流し読みしているだけらしいですがw
[ 2008/01/19 18:27 ] [ 編集 ]

中国の経済は、今や海運によって様々な資源を輸出入しないと成り立たなくなりました。しかし、その海を支配しているのはほかならぬ米国です。 中国の軍拡の背景はこのあたりにあるのかなあ、と思う昨今。

米国が海上封鎖でもやらない限り、中国側に戦う意義がないというのは確かだと思います。
ただ、現在はアフリカへの投資(贈賄?)などで、列強の既得権益と衝突しないように慎重に資源確保を進める中国ですが、いずれこれにも限界が来て、資源を巡って米国と争う時が来るのではないでしょうか。
そのとき、中国の海軍力はどこへゆくのか。不安であります……あ、情報戦を軽視しているわけではないですよ^^; 日本も対外情報を総合的に扱う機関を作ったり、防諜を大幅に強化しなければ。そのためなら増税したっていいからさw

戦略文化の研究、頑張ってください。応援してますノシ
[ 2008/01/19 22:42 ] [ 編集 ]

ゼミの先生とそういう風に相談できるっていいですねぇ。僕は来年度どうなることやら・・・


さて、病み上がり最初の真面目な文章です。トンチンカンでもスルーしてください 笑


>国際システム(環境)が国家行動を規定すると考えて、国家を画一的に扱うことに疑問を持つようになった

ギデオン・ローズの『Neoclassical Realism and Theories of Foreign Policy』という論文は面白かったです。ペーパーだったころの『国際問題』(だったはず…)に、この論文の紹介が載っていたはずです。僕はこの紹介を読んで興味を持ちました。
ここでの「対外政策理論」とは、え~、ほぼ失念しましたが(苦笑)、確か「国内政治の理論」・「デフェンシブリアリズム」・「オフェンシブリアリズム」・「ネオクラシカルリアリズム」の4つで、それぞれ検討しているのでうまく整理が出来るかと思います。で、タイトル通りNCRの立場を採っていると。

あとNCRっぽいのは、ザカリアも「国家の対外政策に関する優れた記述は、システムや国内、そして他のもろもろの影響を考慮し、政策のどの面がどの要因によって説明できるかを具体的に示しているべきである」と指摘しています。
またスナイダーも「現実主義の理論を、社会間の政治だけを対象にして、社会の内部で何が起きているかを無視している人々の手から取り戻さなければならない。・・・国家を研究の最小単位とみなし、それに基づいて国力と国益を評価するのは間違っている」と。

ただバランスの取れた立場であるということは、同時に自己矛盾に引き裂かれる恐れもあるのですよね~ 笑


>『高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院』という本を薦めて

あはは、って笑えないっすよね・・・

僕の大学のある先生(国際関係)が、なぜかゼミでも何でもない普通の授業でよく研究者について語ってくれるんですよ。
有名先生の下で博士号取ったのに40歳で未だ無職の方のこっちまで鬱になりそうな話や、うちの大学で今年度博士課程終了しもう既に来年度講師としての内定が決まっている方の(本当はまだ内緒の)話などをしみじみと・・・

他にも、研究者になるために必要最低限なことなどを色々語ってくれました。
[ 2008/01/19 23:09 ] [ 編集 ]

中国と諜報戦といえば、タイミングよく「ワールド・インテリジェンス」の最新号が中国特集でした。豪州のインテリジェンスに関する記事もありますし、買って損はないかなー、と思います。
[ 2008/01/19 23:16 ] [ 編集 ]

中国も昨今では武力による領土拡張は出来にくい時代にはなっていますが、チベットや東トルキスタンが武力侵攻されたのは半世紀前の事であり、中越戦争を中国は「懲罰行為」と銘打ってたりなど、武力行使をやる時はやってますね。
[ 2008/01/20 14:54 ] [ 編集 ]

>>hideomiさん
>軍拡にしろ情報活動にしろ極めて合理的で理解はしやすい
確かに中国ほど分かりやすい国はないですよね。
アメリカや日本の行動が分かりにくいのは民主主義(色んな人や組織の意見の集約であるゆえの一貫性のなさ)のせいでしょうかね?

僕の読んでる本はすでに読まれちゃってるのばっかりですね^^;
まぁ名著を選んでいるからでもありますが。

>>らぷたーさん
確かに資源確保が限界に達した時どうなるかは心配ですね。

応援ありがとうございます。

>>シャオさん
僕も最近ネオクラシカル・リアリズムに関心があります。
日本語でオススメの文献ってありますか?

>バランスの取れた立場であるということは、同時に自己矛盾に引き裂かれる恐れもある
分析する対象・要素が増えれば増えるほど大変ですよね。
逆にシンプルなのは説明不足になるかわりに筋は通りやすい。

>>Harpyさん
その雑誌は知りませんでした。面白そうですね。

>>文太さん
そうなんですよね~そこをどう解釈・判断するかが難しい。
チベットなどに侵攻したから日本にも侵攻すると言えるかどうか。
[ 2008/01/20 19:01 ] [ 編集 ]

>>ワールド・インテリジェンス
大学で売ってるんで見かけたら購入しています。「軍事研究」の別冊ですね。マニアックなネタがいろいろ。
ニュージーランドの情報機関とかw

最新号の書評では以前私とシャオさんが紹介した太田文雄元海将の最新作「日本人は戦略・情報に弱いのか」が賞賛されてます。紹介される前に即購入して読み終えていたのですが新しい切り口の戦略論ではないかと思います。一読の価値はあるかと。
太田元海将はアメリカで本を出版してたりその力量は米軍の戦略家からも高く評価されています。個人的には一種の天才かと。おススメ。

・・・今改めて自分の読書量に疑問を抱いた。いちいち反応できるておかしくないか?w活字中毒ですまん。
[ 2008/01/20 19:57 ] [ 編集 ]

自衛隊も旧式の階級制度に戻せば良いのに。
判り難いたらりゃありゃしない。


そう言えば中国の都市は城壁に囲まれていたな。
(そして内部では地獄が・・・。)

世界中に武器をばら撒いて「侵略は好まない」何てよく言うよ。
でも中越戦争の時には出掛けて言った様な・・・。
(そしてベトコンに追い返された。)
[ 2008/01/21 14:50 ] [ 編集 ]

>>hideomiさん
太田閣下の経歴すげ~
ちなみにうちのゼミ長は情報本部志望w

>>ケンプファーさん
>自衛隊も旧式の階級制度に戻せば良いのに
同感。

確かに紛争国に武器をばら撒くのは自重してもらいたいですな。
[ 2008/01/21 21:44 ] [ 編集 ]

太田閣下には一度京都の講演会でお会いしました。カフスボタンがアンカーマークだったので、すぐに海自の御出身だと分かりましたよ!

講演会が終わった後、ワシントンで駐在武官をやっていたころの話を個人的に聞いたんですが、ある時ペンタゴンまで行く道を間違えて、次の角から回り道していこうと思っていたところ、急に後ろから車が接近してきて信号で止められ、運転手の男に「Plese follow us.」と言われたそうです。

おそらく彼はCIAか何かでしょうが、その後、御丁寧にペンタゴンまでの道を先導してくれたとのことです。

同盟国の要人も監視対象に入れるのは、お人よしの日本人には考えられないことなのかもしれませんね。
[ 2008/01/21 23:06 ] [ 編集 ]

↑「Plese」は「Please」の打ち間違いということで…(苦笑)
[ 2008/01/22 00:56 ] [ 編集 ]

色んな人と会ってるんだね~。

流石CIAw
[ 2008/01/22 01:00 ] [ 編集 ]

レスが遅れて申し訳ありません。ヤマを越えていたので。

日本語でNCRの文献ですか。邦訳がされているものということですよね?恐らく日本語で読めるのはザカリアとシュウェラーぐらいかと。シュウェラーは1年の頃から僕のお気に入りです 笑

ザカリアは以前もこのブログで言及させていただいた通りで、彼は基本的にオフェンシブリアリストなんですが分析手法が古典的と。邦訳されている文献では『民主主義の未来』があります。まぁ、理論本ではないのですが参考までに。

シュウェラーは、著書は翻訳されていないのですが、3本の論文が日本語で読めます。その論文が収録されている本を挙げますと、『アメリカによる民主主義の推進』・『国際関係研究へのアプローチ』・『同盟の比較研究』です。
特に『国際関係研究へのアプローチ』は、これに収録されている彼の論文『危機の二十年1919-39』のなかで、NCRについて軽く解説しているのでこちらを最初に手に取ってはいかかがでしょう?上記のザカリアとスナイダーの言はこれからの引用です。それに、この本自体おすすめですよ♪
[ 2008/01/22 18:29 ] [ 編集 ]

うわ~ありがとうございます。

期末試験が終わったら探します。
[ 2008/01/23 09:57 ] [ 編集 ]

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