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アメリカから核機密を盗み出したソ連のスパイ 

 今週からゼミではリサーチ・ペーパー(卒論の前段階orその練習みたいなもの)の構想報告が始まった。昨日の報告者3人のうちの1人は民間軍事会社(PMC)を取り上げるんだけど、彼の報告の時に教授がちょっと興味深いことを言った。教授が「何故PMCが最近(イラク戦争あたりから)流行しているのか」っていう質問をふってきて、僕がこの前ブログにも書いた「戦死者を出したくないから」っていうのを言ったんだけど、そうしたら「それも重要だけど、それはベトナム戦争で痛い目にあってそれからずっとのことで、ここ最近に始まったことじゃない。今世紀に入って急にPMCの規模が大きくなったのは、もしかしたら戦争の性質が変化してきたからじゃないのか」と言われた。別にどこがどう変わったという話はなかったんだけど、それを調べてみるのも面白いんじゃないのかと思った。

Kovalに栄誉を授ける式典で祝杯を挙げるプーチン大統領、
セルジュコフ国防相、コラベルニコフ連邦軍参謀本部情報総局長ら
(写真:AP Photo/RIA-Novosti, Dmitry Astakhov, Presidential Press Service)


 さて、つい先日CIAにヒズボラのスパイがいたっていうニュースが出たけど、それは「米流時評」さんに任せる(笑)として、スパイ繋がりで今日の本題はソ連の核スパイの話。原爆に過剰反応しそうな日本のマスコミには、朝日新聞東京新聞が小さい記事を載せているくらいでほとんどスルーされている話題だけど、ヘラトリに面白い記事が載っていた。

Atom spies are old stuff. But historians say Koval, who died last year in Moscow and whose name is just coming to light publicly, appears to have been one of the most important spies of the 20th century.

On Nov. 2, the Kremlin startled Western scholars by announcing that President Vladimir Putin had posthumously given the highest Russian award to a Soviet agent who in World War II had penetrated the Manhattan Project to build the atom bomb.

The announcement hailed Koval as "the only Soviet intelligence officer" to infiltrate the project's secret plants, saying his work "helped speed up considerably the time it took for the Soviet Union to develop an atomic bomb of its own."


Over the years, scholars and federal agents have identified a half-dozen individuals who spied for the Soviet Union on the bomb project, especially at Los Alamos in New Mexico. All were "walk-ins" - spies by impulse and sympathetic leaning rather than rigorous training.

By contrast, Koval was a mole groomed in Russia by the GRU, the Soviet agency for military intelligence. Moreover, he gained wide access to America's atom plants - a feat unknown for any other Soviet spy. Nuclear experts say the secrets of bomb manufacturing can be more important than those of design.
Meanwhile, the Manhattan Project was suffering severe manpower shortages and asked the army for technically adept recruits. In 1944, Koval and Kramish headed to Oak Ridge, whose main job was to make bomb fuel - considered the hardest part of the atomic endeavor.

Koval gained wide access to the sprawling complex, Kramish said, because "he was assigned to health safety" and drove from building to building making sure stray radiation harmed no workers.

In June 1945, Koval's duties expanded to include top-secret plants near Dayton, said John Shewairy, an Oak Ridge spokesman. The factories refined polonium-210, a highly radioactive material used in initiators to help start the bomb's chain reaction.

Posthumously, Putin named Koval a hero of the Russian Federation, the highest honorary title that can be bestowed on a Russian citizen.
引用元:An American 'regular guy' was a Russian top spy(International Herald Tribune 2007/11/11)

 1949年ソ連の核実験によって、アメリカは核の独占がそんなに早く終わったことに驚いたけど、それはソ連のスパイが、マンハッタン計画中にアメリカから原爆の機密を持ち出し、ソ連の原爆完成を大幅に早めたからなんだってさド━━━(゜ロ゜;)━━ン!!そのスパイには核施設へのかなりのアクセス権限が与えられていたらしい。プーチンは彼に、ロシア国民が授かることのできる最高の名誉称号(英雄称号)を与えた。歴史家にも20世紀最高のスパイの一人だとされた。
[ 2007/11/16 18:58 ] ロシア・中国 | TB(0) | CM(8)

>戦争の性質が変化してきた
この辺は調べると面白そうですね。
近年の米軍再編との関連はどうなっているんでしょうね。

>ソ連のスパイが、マンハッタン計画中にアメリカから
>原爆の機密を持ち出し、ソ連の原爆完成を大幅に早めたから

ヤルタ会談あたりから米ソの関係がギクシャクし始めてはいましたが、マッカーシズムが始まるまではアメリカ内でも共産主義の影響は結構あったようで。
かのGHQ内部にもニューディーラーと呼ばれる急進的改革派がいたそうで。
[ 2007/11/17 01:26 ] [ 編集 ]

ハイテク化(コンピューター化)による変化以外にも何か変化ってあるんですかねぇ?

自由を信奉するアメリカもマッカーシズムによる赤狩りはひどかったらしいですね
[ 2007/11/18 00:11 ] [ 編集 ]

米国のマル秘

こんにちは!
本文中でのご紹介、ありがとうございます。
また、TB欄を占領しちゃってる感があり、申し訳ありませぬ。

このニュースは、APとロイターでも読みました。
国会図書館の極秘資料も50年経過するとPublic domainとして公開するので、今回公けになったようですね。
その伝でいくと、60年代のキューバ危機とか冷戦時代のマル秘資料が、今後続々公開になるわけで、陰謀物大好きの私としては非常に楽しみ。9.11の内情が公開になる年まで長生きしなくっちゃ、です。
[ 2007/11/18 10:02 ] [ 編集 ]

TBはお気になさらずw

公文書公開は楽しみですね~
[ 2007/11/19 07:12 ] [ 編集 ]

そのスパイは恐らく同僚と飲みに行って酔った勢いで「アッラーファウクバル!」と叫んでしまったのでしょうね。


その話知ってます。
「アトミックカフェ」で観ました。
原爆開発のメンバーだったとかでないとか・・・。
夫婦でそれをやっていたのだから大した者だ・・・。


第2次大戦前後の世界はコミンテルの魔の手が色々やっていた時代ですからね・・・。


♪赤狩り、赤狩り楽しいな~♪
[ 2007/11/19 15:00 ] [ 編集 ]

ほんとアカが好きですねw
[ 2007/11/19 21:45 ] [ 編集 ]

>ハイテク化(コンピューター化)による変化以外にも何か変化ってあるんですかねぇ
RMAは単なる情報伝達の高速化に過ぎないもので、戦争の性質を一変させるほど革命的なものではないはずです。
イラク関連のゴタゴタは、"軽くて速い"ことを極端に追求された正規軍(冷戦の残滓な気がします)が、典型的な非正規戦に対応できずにもがいてるだけであって、戦争の本質はなんら変化していないと思ってます。PMCがイラクで繁盛している理由は、「対ゲリラ戦には歩兵の頭数が要る」と、それだけのことではないでしょうか。
[ 2007/11/20 00:55 ] [ 編集 ]

RMAについて詳しくないですが、確かに技術進歩による戦術的な革新であって、戦略レベルの変化とは言えないかもしれませんね。


頭数の問題なら、正規兵を増やそうと思えば増やせたと思います。シンセキ将軍の権限がラムズフェルドより上ならそうしていたでしょうし。
[ 2007/11/20 19:52 ] [ 編集 ]

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