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パキスタンの核管理(セキュリティ)は大丈夫なのか 


パキスタンの中距離弾道ミサイル「ガウリ」(写真:不明)


 最近の国際関係のトップニュースはだいたいパキスタン情勢についてで、次にトルコ(クルド労働者党)、ビルマについてって感じかな。トルコに関してはもう越境攻撃しちゃったっていう記事も散見される。ということで、トルコの話題にしようかとも思ったけど、やっぱり今回はパキスタンにする。
 
 アメリカがミャンマーの軍事政権には厳しい態度を取っているのに、ムシャラフには甘い態度を取っているのは、ボルトンやライスらの発言からも分かるように、ひとえに核がテロ組織に流出するのを恐れてのことだ。色んな人物がパキスタンの核管理(セキュリティ)に懸念を強めているが、それに対してパキスタン側は大丈夫だから心配するなと反論している。実際パキスタンの核管理能力はどうなのだろうか?

 ボルトン前米国連大使は非常事態宣言下にあるパキスタン情勢について、核兵器拡散の危機を回避するため、ムシャラフ大統領を支援することが現状では最善だと語った。9日に国連本部で行った記者会見で述べた。
 米保守派の中に、パキスタンの民主主義促進よりも、核拡散の阻止という戦略的利益を重視する考え方があることを示した形だ。

引用元:ムシャラフ氏支援が最善=前米国連大使(時事通信 2007/11/10)

 同時にイスラム過激派と対峙(たいじ)しているムシャラフ大統領を支援する必要性を指摘、「民主化への道は平坦(へいたん)ではない」として、当面ムシャラフ政権の対応を見守る考えを示した。

引用元:非常事態宣言「早期解除を」 ライス長官(産経新聞 2007/11/12)

【関連記事】
混乱深まるパキスタン情勢、米国は核兵器流出を警戒(AFP 2007/11/09)
米政府、パキスタンの核兵器流出への懸念を強める(AFP 2007/11/11)
パキスタンの核管理は大丈夫か(産経新聞 2007/11/13)
パキスタン、政治的混乱による核兵器流出の懸念を強く否定(AFP 2007/11/13)

Protection for Pakistan's nuclear weapons is considered equal to that of most Western nuclear powers. But U.S. officials worry that their limited knowledge about the locations and conditions in which the weapons are stored gives them few good options for a direct intervention to prevent the weapons from falling into unauthorized hands.


In the weeks after the 2001 terrorist attacks, the Bush administration dispatched Deputy Secretary of State Richard L. Armitage and other senior officials to Islamabad to raise the issue of safeguarding the country's nuclear arsenal. Musharraf agreed to policy changes and security upgrades, starting with the dismissal of some Pakistani intelligence officials suspected of ties to the Taliban, bin Laden's ally.

Musharraf also agreed to move some nuclear weapons to more secure locations and accepted a U.S. offer to help design a system of controls, barriers, locks and sensors to guard against theft.

Unlike U.S. nuclear arms, which are protected by integrated electronic packages known as "permissive action links," or PALs, that require a special access code, Pakistan chose to rely on physical separation of bomb components, such as isolating the fissile "core" or trigger from the weapon and storing it elsewhere. All the components are stored at military bases.

That means would-be thieves would have to "knock over two buildings to get a complete bomb," said Bunn, now a researcher at Harvard University's Belfer Center for Science and International Affairs. "Theft would be more difficult to pull off, though presumably in a crisis that might change."

Instead of allowing U.S. officials access to its weapons facilities, the Musharraf government insisted that Pakistani technicians travel to the United States for training on how to use the new systems, said Mark Fitzpatrick, a weapons expert who recently completed a study of the Pakistani program for the London-based International Institute for Strategic Studies.

Washington is confident that Pakistan's nuclear safeguards are designed to be robust enough to withstand a "fair amount of political commotion," said John Brennan, a retired CIA official and former director of the National Counterterrorism Center. The problem, he said, is that no one can reliably predict what will happen if the country slides toward civil war or anarchy.
引用元:Pakistan Nuclear Security Questioned(WashingtonPost 2007/11/11)

 

【超意訳】
 パキスタンの核兵器がどこにどのような状態であるのかというような情報の不足がアメリカの選択肢を制限しているが、パキスタンの核セキュリティ自体は欧米のと同等のレベルだと言える。
 9.11テロを契機にムシャラフも方針を転換し、アメリカの要請通りセキュリティをアップグレードさせ、タリバンと繋がっている情報諜報員を解雇し始めた。アメリカ当局者に兵器施設にアクセスさせるのは拒否したが、核兵器をより安全な場所に移すことに同意し、防衛システムに関してのアメリカの協力も受け入れ、自国の技術者を訓練させるためにアメリカに派遣した。
 パキスタンの核兵器は特別のアクセスコードが必要であり、また爆弾部分と引き金部分を分離して別々に保管する方式で、全てのパーツは軍の基地に格納されている。そのため、完全な爆弾を盗み出すことは困難である。
 ワシントンは、内戦や無政府状態にでもならない限り、パキスタンの核セキュリティがかなりの政治的動乱にも耐えられるものだと確信している。

パキスタンの核兵器は技術的に安全管理されているものの、ボルトン氏は軍が崩壊もしくは分裂した場合、技術ではなく政治面で管理体制に不安が生じると指摘。また、序列が低いものの、軍内部には大勢のイスラム原理主義者がいると述べ、ムシャラフ大統領が難しい立場にあるとの認識を示した。
(中略)
アーミテージ元国務副長官は、パキスタンの核兵器管理について過剰反応することに釘を刺した。アーミテージ氏は、「仮に短中期的に状況が悪化した場合も、われわれが第一に核兵器を懸念することはない」としている。

引用元:「パキスタン核兵器、過激派が入手の恐れ」と前米国連大使(CNN 2007/11/12)

 セイモア副会長は同国の核戦力について、弾頭化したものを含め「少なくとも数十発の核兵器」という一般的な推定値を示し、「軍が管理・統制している」と述べた。

 そのうえで、「軍は結束力を保ち続けており、(国際テロ組織)アルカーイダや(隣国アフガニスタンのイスラム原理主義武装勢力)タリバンの手が核兵器に届くことはあり得ない」と語った。

 副会長は一方で、「はるかに大きな懸念は、軍と文民の政治勢力との緊張が決定的に高まり、それが軍の分裂につながった場合で、そのとき、私は極めて憂慮し始めるだろう」とも指摘した。パキスタン軍はタリバンの生みの親でもあり、内部にはそれに近い勢力が存在しているといわれる。

引用元:パキスタンの核管理に重大懸念 米外交評議会セイモア氏(産経新聞 2007/11/13)


 以上の記事を見る限り、パキスタンの核管理能力は“技術的には”問題がないということで意見が一致しているようだ。しかし、かなりの政治的動乱や軍の分裂が起こった場合の見解は分かれている。結論としては、心配のし過ぎは駄目だけど、用心することに越したことはないということか。何も言っていないのと同じような結論でサーセン^^;まぁ北朝鮮とは違って技術的な心配はしないでいいということが分かっただけでもよしとするか。え?そんなこと知ってたって?orz
[ 2007/11/14 23:14 ] 核問題 | TB(0) | CM(5)

思うのだが核物質てそう簡単に持ち出せる物なのかね?
[ 2007/11/15 13:00 ] [ 編集 ]

盗み出すのはかなり難しいでしょうね

懸念されているのは、軍や技術者など核に携わっている者による意図的な横流しです

あと核本体だけじゃなくて情報の流出も心配だということです
[ 2007/11/16 00:06 ] [ 編集 ]

「あんちゃん、あの先生に言われたとおりに核爆弾を作ったら禿げてしもうた。」

「わしもじゃ、悔しいのう、悔しいのう。」
[ 2007/11/16 08:09 ] [ 編集 ]

なんだそれ?ww
[ 2007/11/16 19:16 ] [ 編集 ]

イスラム戦士が反核になった瞬間
[ 2007/11/19 14:53 ] [ 編集 ]

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