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戦争の民営化 

私服でスペイン軍と一緒に銃撃戦に参加する米民間軍事会社ブラックウォーターの契約社員
(写真:Gervasio Sanchez/AP Photo)


 日本ではあんまり報道されなくて、何故か平和団体もほとんど騒がない民間軍事会社の問題ですが、自分のところの問題であるアメリカでは頻繁に取り上げられています。

 イラクの首都バグダッド(Baghdad)で9月に発生した民間軍事会社「ブラックウオーター(Blackwater)」の要員による民間人殺傷事件をはじめとする民間人誤射事件をきっかけに、同国で活動する3万人ともいわれる民間軍事会社要員の経験不足が指摘され、民間軍事会社の活動に対する法規制を求める声が上がっている。|中略|
 
 これらの企業の要員は十分な適性を備えているのか、そして問題が発生した場合、どのように責任を取らせることができるのかを問う声が高まっている。|中略|

 同国で民間軍事会社の業績評価を行う英軍事コンサルタント会社International Corporate Protection、ICPの責任者Will Geddes氏は、「いい加減で、要員の経験の有無など気にも留めない大手企業もある」と言う。

 「問題は経験のない要員が危険な状況に直面した場合だ。頼るべき経験がないのでどうしていいか分からない。だから市民の犠牲者が生じる」と述べ、民間軍事会社要員による誤射事件の原因は要員の経験不足とそれを雇う会社側の責任だとの見方を示した。同氏によると、極度の緊張状態にある時、未熟な要員がたった1人いるだけで最悪の状況に転じる可能性もあるという。

 「もし責任感のある会社なら、面接で資格のない人間を排除するだろうし、まかり間違って採用されたとしても、すぐに解雇するだろう」

引用元:事件が相次ぎ募る怒り 民間軍事会社の問題点とは(AFPBB News 2007/10/14)

国連(United Nation、UN)は11日、イラクで活動する民間軍事会社の要員について、「無法行為」があれば戦争犯罪での訴追も視野に入れる方針を示した。

 バグダッドで記者会見した国連の人権問題担当者は、「もし民間軍事会社の要員に、国際人権法に抵触する行為が認められた場合は、人道に対する罪や戦争犯罪があったかどうかを調査する必要がある」と述べた。

引用元:イラクで活動中の民間軍事会社の戦争犯罪追及へ(AFPBB News 2007/10/12)

 民間軍事会社要員の経験不足による相次ぐ民間人誤射事件にイラク国内の批判が高まっており、国連も訴追を検討しています。しかし、逆にブラックウォーターを擁護している新聞(クリスチャン・サイエンス・モニター)もありました(後述)。知らない人は聖教新聞みたいなのを思い浮かべてひくと思いますが、実は何回かピューリッツァー賞を受賞している結構凄い新聞です。

 米国務省の警備要員は全世界で約1500人しかおらず、米軍にも十分な外交官警護要員がいないことから、米国務省は民間軍事会社を利用している。

引用元:米国務省、「ブラックウオーター」警備員に訴追免責(AFPBB News 2007/10/30)

 民間軍事会社の給料はかなり高いみたいです。っていうか、米兵の給料が安過ぎですね^^;民間に任せるのだからコストが安上がりなのかと思っていたのですが、実はそうでもない?だとすれば、高いお金を払って民間人を雇うのは、純粋に兵士や警備員が絶対的に不足しているから?それともやはり戦死者数としてカウントされないことが動機でしょうか。先進諸国(の世論と政府)は戦死者を出すことを極端に嫌がるので、この点は魅力的なのではと思います。似たようなことはクリスチャン・サイエンス・モニターの記事でも言及されていました。

But the issue isn't an overly aggressive contractor. It's the State Department's zero tolerance for casualties of its employees in Iraq. Such an approach makes tragedies such as the September episode more common – and it marginalizes the lives of innocent Iraqis who just might be in the wrong place at the wrong time. Placing so many diplomats and civil servants on nation-building assignments in the middle of a civil war has a high price – perhaps too high, as officials at State have finally started to acknowledge.

The US government appears to tolerate a certain number of casualties from the all-volunteer military. But civilian employees are a different story. Images of dead diplomats being dragged through Iraqi streets or videotaped beheadings of civil servants, it's assumed, would undermine already tenuous public support of the war.

引用元:Don't blame Blackwater(TheChristianScienceMonitor 2007/11/02)


 それはそうと、民間軍事会社は国際法上どういう位置付けなのでしょうか?傭兵は国際法で禁止されているんじゃないの?傭兵とどう違うの?個人と組織という違いくらいしか思いつかないのですが。


 我がゼミにはこの軍事の民間請負問題を研究テーマにしている子がいるので、後日彼の発表を聞いてからまたブログに書こうと思っています。
[ 2007/11/04 17:49 ] アメリカ | TB(0) | CM(5)

意外なところで、青森県車力の空自分屯地に配備されている米軍のAN/TPY-2レーダーを警備してるのはブラックウォーターだったりしますね。先月ちょっと話題になって、今さら? と思った記憶があります。

ちなみに、ブラックウォーター社の徽章で「SHARIKI」と記されてるものの画像がネットのどこかにあるはずです。今探した限りでは見つけられませんでしたが。
[ 2007/11/04 18:45 ] [ 編集 ]

ブラックウォーターが日本でも警備業務しているっていうのは2ちゃんねるくらいでしか話題にされませんね
[ 2007/11/05 15:25 ] [ 編集 ]

僕もミリオタの端くれとして一言。

戦争は出来れば起きない方が良い。
出来るだけ回避されるべきものである。

これが大前提です。
しかし、どうしても武力を行使しなければならない場合があるのは現実。
国はその様な事態に対処する為に国防軍を組織しなければならない。


戦争という行為は地獄です。
それをやる以上は国が主導で設立した軍隊同士の地獄でなければならない。
それは国家という大きな組織が地獄の責任を持たなければならないからである。

では民間軍事会社はどうなのか?
会社などと言っているけれどこいつ等は平服を着て武器を持っている以上はゲリラ勢力と何ら変わり無い。
それが地獄に参加するとはどういう事か?


国だから良いとか会社だから駄目と言う事ではない。
しかし、事の重大性から言って国が責任を負うべきものである。
国だけで戦争出来ないなら戦争なんかするな!


民間軍事会社の社員は平服に武装なので容赦無く撃ち殺しても構わん。
そう、テト攻勢の際に路上でいきなりゲリラの頭を撃ち抜いた様に。

[ 2007/11/07 08:22 ] [ 編集 ]

やっぱり他国で民間軍事会社がドンパチやるのは違法だと思う
[ 2007/11/07 18:45 ] [ 編集 ]

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[ 2012/10/05 10:42 ] [ 編集 ]

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