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ロシア封じ込め論は時代遅れじゃない 

 今日も今日とてずっとネットサーフィン(死語)していた。廃人でサーセンww 久しぶりにフォーリン・アフェアーズ(日本語版)のHPを覗いてみたら、ユリア・ティモシェンコ女史の論文「ロシアの帝国的野心を封じ込めよ」の一部が掲載されていた。誰それ?って思う人がほとんどだと思う。僕も2ヶ月くらい前にニコニコ動画で国連無双という動画を見て知った。



 この画像の人なんだけど、ウクライナの元首相で、ウクライナのジャンヌダルクなどと言われている人。このように仕草がかわいかったりする(*´Д`) ってかこのブログで記事に画像を貼るのはたぶん初めてなんだけど、初画像がこんな画像だとは(^д^;)ブログで彼女の画像を集めた記事を書いている人がいたけど、写真によったらかなり美人だなぁ。そんで、彼女が誰か分かったところで今度はウクライナってどこだっけ?って人がいると思うので統計局から世界地図を拝借してきた。


 ロシアの左隣、黒海のすぐ上がウクライナ。ちなみに首都はキエフなんだけど、キエフと聞くと軍オタはバルバロッサ作戦を思い浮かべると思う。モスクワを目指して快進撃を続けていた中央軍集団を、チョビ髭が当初の作戦を変更して南方軍集団の助っ人に行かせたことを。その時グデーリアン(電撃戦の生みの親)はこのままモスクワを目指すべきだと猛烈に進言したけど、チョビ髭は次のように言ってそれを一蹴。「将軍諸君はクラウゼヴィッツを知っている。だが戦争経済をご存知ではない。私もクラウゼヴィッツを知っている。『まず敵野戦車を壊滅させ、ついで首都を占領すべし』というその言葉も。だがいま問題はそこではない。われわれにはウクライナの穀物が必要なのだ。ドネツ工業地帯はスターリンではなく、われわれに奉仕すべきである。カフカスからの石油輸送路を断てば、敵の軍事力は飢える。何よりもわれわれはクリミアを奪取し、ルーマニア油田を脅かすこの危険な空母を除去しなくてはならない」(パウル・カレル著・松谷健二訳『独ソ戦史 バルバロッサ作戦 上』学研M文庫、2000年、184ページ)この決定には賛否両論あるけれど、あの時キエフなんかに寄らなければ・・・ってことはよく言われる。

 って話が脱線し過ぎた。本題の論文の内容について。論文の主旨は以下の通り。

プーチン大統領は、これまで一貫して「偉大なるロシアを復活させる」という目的を掲げ、国内的には権威主義体制を強化し、対外的にもエネルギー資源と軍事力を武器に近隣諸国を自国の勢力圏に取り込むことで超大国の地位を取り戻すことを狙っている。原油価格の高騰を追い風に再生したロシアは、いまやエネルギー資源供給を武器にヨーロッパさえも脅かしつつある。考えるべきは、ロシアに政治・経済改革を求める欧米のこれまでの路線では、ロシアの伝統的な膨張主義、そして近隣諸国を犠牲にして超大国の地位を取り戻そうとする戦略には太刀打ちできないということだ。パワーにはパワーで対抗するという外交の鉄則を思い出し、欧米、とくにヨーロッパは、ロシアの資源外交による揺さぶりにも動じない結束を持つ必要がある。

 このブログでも「ロシアはヤル気満々」や「ロシアの戦略爆撃と空自戦闘機の配置換え」で、ロシアの危険性について述べたけど、彼女の主張も一緒で、ロシアは今も変わらず危険だから封じ込めろと言っている。パワーにはパワーで対抗するのが外交の鉄則だという発言からも彼女はリアリストだと分かる。

 共産主義が崩壊するなか、欧米世界ではソビエト・ロシアの帝国主義的な野望も消失したと広く考えられるようになり、その結果、対ロシア外交に冷戦期の対ソ路線を持ち込む必要はないとみなされるようになった。だがそれは間違っている。ユーラシアという世界の地政学的拠点に広がり、情け容赦のない帝国主義の伝統を受け継いでいるロシアへの警戒を怠るべきではない。

 さらっと地政学って言葉を使う。そこにシビれる!あこがれるゥ!(モチツケ でもこれ、地政学でユーラシア内陸部がハートランドと呼ばれる重要地帯とされていることを知っているような発言。僕自身地政学に興味を持っているからか、地政学的発想を持っている政治家っていいなと思ってしまう。ロシアに対する分析も的確だし、ジョージ・ケナンやその長文電報なども引き合いに出しているし、彼女はかなり国際政治に詳しんじゃないかな。ライスの論文を読んだ時も思ったけど、日本の政治家、特に外交族、防衛族の中にこういう論文を書ける人ってどれだけいるんだろう?ローゼン閣下くらいじゃね?日本もライスやティモシェンコくらいの知識を持ち合わせている人が内閣の中枢を担ってくれたらいいんだけど。
[ 2007/09/27 23:55 ] ロシア・中国 | TB(0) | CM(9)

ティモシェンコタン画像うp祭りと聞いて飛んできました!

地政学についての本でおすすめはありませんか?
とりあえず『地政学』(奥山真司)、『地政学』(曽村保信)、『デモクラシーの理想と現実』(マッキンダー)は読んだことがあるのですが。
[ 2007/09/28 14:34 ] [ 編集 ]

死語万歳。

そうそう、ミリオタになると世界地図を見て国の名前を答えられるから便利です。
東方の赤い蛮族に死を!

「偉大なるロシア」て結局の所はソ連でしょ?
[ 2007/09/28 16:35 ] [ 編集 ]

「死語万歳」も僕です。
こちらもティモシェンコ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%81%E3%83%A2%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%B3

少々ごついか・・・。
[ 2007/09/28 16:38 ] [ 編集 ]

この人って、オレンジ革命で活躍した人でしたっけ?勘違いだったらすいません・・・

東欧は全くわからず、ウクライナに関してもクルコフの作品から興味を持った程度なので、完全にうろ覚えです 笑
[ 2007/09/28 21:39 ] [ 編集 ]

>ほーねっと・すとらいぷさん
僕もそれくらいしか知らないです
英語の文献なら「地政学を英国で学ぶ」でたくさん紹介されていますが・・・
お役に立てず申し訳ない
ってか、地政学に関する和書が少な過ぎるorz

>ケンプファーさん
はい、偉大なるロシア=ロシア帝国(ソ連)です

>シャオさん
そうです、オレンジ革命で大活躍した人です。僕はウィキ見て知りましたが^^;
[ 2007/09/28 22:14 ] [ 編集 ]

おひさしぶりです。

久々にティモシェンコを見て、思わず書き込んでしまいました(笑
彼女の対露封じ込めの主張で考慮する必要があるのは、彼女がウクライナの親欧米派の政治家であるということでしょう。ウクライナには西部の親欧米派勢力と、東部の親露派勢力が対峙していて、その親露派の人々の票を取り込むためにもロシアの脅威を煽る必要があるということ。また、アメリカやヨーロッパにロシアの脅威を訴えることによって、ウクライナのNATO・EU加盟を加速させたいという思惑も見え隠れしています。
もちろん、彼女が親欧米派だということを差し引いても、ウクライナのロシアに対する警戒心はその地理的な近接性からして並々ならぬものがあるのでしょう。ただ、彼女の主張を一般化して当てはめてしまうのはあまり適当ではないと思います。

ちなみに全く余談ですけれど、地政学という意味では、ロシアにとってウクライナは非常に重要な拠点であって、ロシアは強い執着を見せています。それが余計にウクライナの反発を買っているということもあるのでしょう。
というのも、ロシアは旧ソ連時代からドルージュバ・パイプラインを使って中東欧に石油を輸出していますが、このパイプラインがウクライナを通っているんですね。さらにロシアによる輸出用天然ガスの8割がウクライナを通って欧州に供給されているとも言われます。またご存知の通り、ウクライナはNATOとロシアの緩衝地帯として存在してきたのですが、ウクライナがNATOに加盟してしまうと、NATO勢力がロシアの国境線まで迫ってくることになり、ロシアによっては安全保障上脅威となります。つまり、ウクライナはロシアのエネルギー輸出戦略上、及び国家の安全保障上、是非とも押さえておきたい国といったところでしょうか。
ロシアがウクライナを手放そうとしないのは、見方によってはロシアの膨張主義とも、逆に守備的な動機からきているとも見れます。本質がどうなのか判断するには、しっかりとロシアの外交政策とともに国内政治も観察する必要があるのでしょうね。
[ 2007/09/28 22:36 ] [ 編集 ]

お久しぶりです

なるほど~ためになるコメントありがとうございます

それにしても詳しいですね
それともそんなのは常識なのかorz

[ 2007/09/28 23:21 ] [ 編集 ]

うーん、やはり和書では他にないですか。

と、最近見つけたいい本。
『地図で見る世界情勢 第1部』、『同 第2部』。
世界諸地域の情勢も地図で見ると新鮮です。
著者はフランスの地政学の研究者らしいです。
大学の生協なんかにも置いてるかも。
[ 2007/10/04 23:18 ] [ 編集 ]

あ、その本僕も数日前に大学の生協で見てちょっと気になってた奴ですw
[ 2007/10/04 23:32 ] [ 編集 ]

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