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理論の難しさ 

 久しぶりのブログ更新です。やっとレポート地獄から解放されました。でも最近ほとんどニュースをチェックしていないのでネタがありません。ということで、ずっと前に書いて公開せず放置してた記事を公開します。ほんとは何か書き足そうと思っていましたが、やっぱりやめました^^;結局引用だけになってしまいましたが、伝えたかったのは「理論は難しい」「それは何故か」ってことですw アクセス解析によると、このブログには国際関係の理論に関するキーワードで検索して訪れる人が多いようですが、今回引用した記述はそのような方達の参考になるのではないと思います。

 だいぶ前に奥山氏がブログで次のようなことを書いていました。

一見すれば理論的に完璧に見えるものでも、想定/仮定というものから疑っていくと、意外にもろい弱さをもっており、けっこう素人でも突っ込める

引用元:ビドゥルのランドパワー理論(地政学を英国で学ぶ)


理論には、一定の前提があることを、われわれは十分に認識しておくが必要がある。たとえば、古典物理学における絶対空間とか絶対時間というものもひとつの前提にすぎない。同じように、ウォルツは国家(ユニット)のインタレストとして、「生き残りを望む」ということを措定しているが、これはひとつの理論的前提にすぎず、けっして実証的な概念ではない。したがって、国家はパワーを極大化するというインタレストを前提に、理論構築することも可能である。現に、現代における著名なリアリストの一人であるジョン・ミアシャイマー(John J. Mearsheimer)は、国家は世界的なパワーのシェアを極大化しようと努力する、と述べる(Mearsheimer 2001:21,34)。確かに、生き残りを望む上でもっとも安全なのは、敵対するものが存在しない、ヘゲモンの状態である。このようにして、ユニットに関する前提の違いによって、比較的平和で安定的な世界と、戦争の起こる可能性が高い世界という異なるイメージの世界があらわれる。ミアシャイマーは、みずからのリアリズムを攻撃的リアリズム、ウォルツのそれを防御的リアリズムとして区別する(Mearsheimer 2001:19)。われわれは合理的な推論を行っているようでも、前提が異なると、構造レベルの結論が違ってくる可能性があることをつねに注意する必要がある。ということは、ユニット・レベルの要因が実は構造にもおおきな影響を与えているのであり(Snyder 2002:155)、ウォルツのように、還元主義を批判するだけでは、有用な理論構築ができなくなる可能性を指摘しておく必要があろう。

引用元:信夫隆司『国際政治理論の系譜―ウォルツ、コヘイン、ウェントを中心として』 信山社、2004、94ページ

[ 2009/07/26 13:07 ] 国際関係理論 | TB(0) | CM(2)

はじめまして

こんばんは。
「国際情勢」のコミュに参加させて頂いた、高1のまきです。
この分野には興味はあるのですが、無知に等しいのでその情報などを知りたく参加しました。

更新楽しみにしております。
[ 2009/07/28 23:07 ] [ 編集 ]

Re: はじめまして

コミュ参加ありがとうございます。

こちらこそよろしくお願いします。
[ 2009/07/29 00:44 ] [ 編集 ]

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